個別株を3年やってわかったこと|なんとなく買って損した話とインデックスに切り替えた理由

個別株を3年やってわかったこと|
なんとなく買って損した話と、インデックスに切り替えた正直な理由

2026-05-16 | 営業職×資産形成

20代後半から3年ほど、個別株をやっていました。「業績がいい」というニュースを見て、なんとなく買って、タイミング悪く損して、遊興費を使いすぎて株を売り、そちらに回してしまった時期があります。そのあと本やネットで勉強して、インデックス投資に切り替えました。今はSBI証券でオルカンを毎月自動積立しながら、たまに残高を確認して安心する日々です。「個別株ってどうなの?」と迷っている人に向けて、失敗の中身と切り替えた理由を正直に書きます。

個別株時代 vs インデックス切り替え後:Before / After

項目個別株時代インデックス切り替え後
買い方ニュースを見て感覚で購入毎月自動積立(触らない)
精神的な負担株価が気になって落ち着かないたまに確認するだけで安心
お金の管理資金の区別が曖昧だった積立は先取り、残りで生活
手間銘柄選び・売買判断が必要一度設定したら、毎月自動で積み立てされる
3年後の結果損得を繰り返し、不安定着実に増えていく実感がある

なんとなく買って、なんとなく損した——3年間の正直な記録

20代後半のある時期から、個別株を始めました。きっかけはシンプルで、「この会社、業績がいいってニュースで言ってた」という程度の理由です。財務諸表を読んだわけでも、業界を深く調べたわけでもなく、有名どころをなんとなく数銘柄、感覚で買っていました。

最初のうちは少し増えることもあって「これは続けよう」と思っていました。でも、ここに落とし穴がありました。少し増えると「使っちゃおうかな」という気持ちが出てきて、引き出してしまうんです。投資しているのに、増えたら使う。これを繰り返していると、いつまでも資産が積み上がりません。

もうひとつの問題が、お金の管理です。「投資用の資金」と「それ以外のお金」を明確に分けられていませんでした。遊興費を使いすぎてしまい、株を売ってそちらに回すという状況になったこともあります。投資しているつもりが、結果的に資産が増えない状態が続いていました。

タイミングが悪くて損することもあれば、少し増えると使いたくなる。3年間でわかったのは、「自分は個別株に向いていない」という事実でした。個別株が悪いのではなく、自分のやり方と性格の問題です。でも当時はそこまで整理できていませんでした。

本やネットで調べてわかった「向き・不向き」

「このままではまずい」と思って、投資の本を数冊読み、ネットでも調べるようにしました。読んで気づいたのは、個人が個別株でインデックスに勝ち続けるのはプロでも難しいという現実と、そもそも「向いている人・向いていない人」がはっきり分かれるという話でした。

比較項目個別株インデックス投資
必要な知識企業分析・決算読みが必要基本的な仕組みでOK
管理の手間売買タイミングの判断が必要設定後はほったらかし
リスク分散特定銘柄に集中するリスク世界中に自動で分散
向いている人時間・知識・余裕がある人長期で着実に増やしたい人

私が3年間うまくいかなかった理由が、読んでいて腑に落ちました。勉強する時間、タイミングを判断するメンタル、生活費と明確に分けた資金——この3つが揃っていなかった。そしてこの3つを揃えるより、最初から「ほったらかし・自動積立」の仕組みを使うほうが自分には合っていると気づきました。

インデックスに切り替えた——設定は1時間で終わった

切り替えを決めて、SBI証券でNISA口座を開設し、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)の積立を設定しました。クレジットカードと連携するとポイントも貯まります。設定自体は1時間もかかりませんでした。

SBI証券での口座開設・NISA設定の詳しい手順は、別の記事でまとめています。

その後、勉強が進んでから高配当 ETF も少し追加しています。オルカンで「長期に乗る」軸を持ちながら、高配当 ETF で「配当が入る実感」も持てるようにしています。高配当 ETF は余剰資金の範囲で保有し、オルカンと合わせた総資産全体のバランスを意識しています。全部オルカン 1 本でも十分ですが、配当があると続けやすかったのでこの形にしています。

切り替えてから変わったこと——株価を見なくなった

一番大きかったのは、精神的な変化です。

個別株をやっていた頃は、気になって株価をこまめに確認していました。上がれば少し嬉しくて、下がれば不安になる。それが毎日続くのは、じわじわと疲弊します。営業職として毎日数字と向き合っているので、プライベートまで株価の数字に追われる感覚がしんどかった。

インデックスに切り替えてからは、月 1 回程度、残高を確認する程度になりました。確認するたびに「ちょっと増えてるな」と安心できる。見なくても不安にならない。この変化が思った以上に大きかったです。

毎月の生活費の中で「この金額は積立に回す」と先に決めてしまえば、残りで生活を組み立てるクセも自然とつきます。個別株時代にできていなかった「お金のゾーン分け」が、自動積立のおかげで無意識にできるようになりました。

よくある質問

個別株で損した分は取り戻せますか?

「損した分を取り戻したい」という気持ちはわかります。ただ、その焦りが次の判断を歪めるリスクがあります。私も同じ感覚を持っていましたが、「過去の損は過去のもの」と切り離して、今から積立を続けるほうが長期的にはプラスになりやすいです。

個別株とインデックス、同時にやってもいいですか?

できます。ただ個人的には、積立も個別株も、どちらも余剰資金の範囲でやることが最低限のルールだと思っています。まずインデックス積立を軸にして、余力が出てから個別株を少額で試す順序が精神的に楽でした。

インデックス投資はどれを選べばいいですか?

迷ったらオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)1 本から始めることをおすすめします。全世界に分散されているので、特定の国・企業への集中リスクが少ない。慣れてきたら高配当 ETF を少し加えてみるのもよいと思います。

まとめ

個別株から抜け出せずにいる方に、私の失敗談が少しでも参考になれば嬉しいです。

お金の仕組みは、早めに整えるほど楽になります。「なんとなく」をやめた日から、着実に前に進めます。