営業職が Claude Design に会社案内を作らせてみた|
叩きとしては最高、完成品としては道半ば
提案書や会社案内をゼロから作るのは、営業職にとって地味に重い作業です。Anthropic Labs が公開している Claude Design で会社案内を作らせてみたら、叩きとしてはかなり優秀でした。ただし完璧ではありません。この記事は2026年5月時点の情報で、Research Preview 段階なので今後のアップデートでさらに使いやすくなる前提で読んでください。
Before / After|何が変わったか
| 項目 | Before(自分でゼロから) | After(Claude Design 叩き+手直し) |
|---|---|---|
| 会社案内5ページ 作成時間 | 約2時間 | 約30分 (叩き生成中は他業務) |
| デザイン視点 | 営業職の発想に偏る | 営業にない視点でまとめてくれる |
| 提案書フォーマット化 | 1案件ごとに作り直し | 横展開しやすい汎用形に |
| 修正反映 | 自分で確実に反映 | 反映が完璧ではない(手直し前提) |
| 並行作業 | 集中して全工程やる必要あり | 生成中に別業務を進められる |
Claude Design とは(最低限の前提)
Claude Design は Anthropic Labs が公開している Research Preview のデザイン生成ツールです。プロトタイプ・スライドデッキ・テンプレートなどを、Claude にチャット形式で依頼して自動生成してもらえます。
「Research Preview」とは、正式リリース前の実験段階という意味です。今後のアップデートで仕様が変わる可能性があります。2026年5月時点の使い心地と、これからどんどん良くなっていく期待を込めてこの記事を書いています。
試したこと1:会社案内5ページを自動生成
最初に試したのは「自社のホームページを読み込んで、配布用の会社案内を5ページで作って」という依頼です。URLを渡しただけで、会社の特徴・サービス・実績などを自動で構成してくれました。
良かった点:
- 営業職が普段思いつかないデザインの切り口でまとめてくれた
- 各ページの役割(表紙・サービス概要・特徴・実績・お問い合わせ)が自然に振り分けられていた
- ゼロから作るより圧倒的に早い
惜しかった点:
- 文字の重なりやレイアウトの崩れが一部あった
- 「ここを直して」と修正依頼を出しても、反映が完璧ではない(指示通りに直る部分と、なぜか他の場所が変わってしまう部分が混在)
完成品として印刷できるレベルではないものの、「叩き」としてなら2時間かかる作業を30分に圧縮できます。
試したこと2:既存提案書をフォーマット化
次に試したのが「過去の提案書を読み込んで、汎用的なフォーマットに整理して」という依頼です。これはかなり期待以上でした。
- 元の提案書の構成をかなり忠実に再現
- かつ、特定案件依存だった部分を汎用的に整理してくれた
- そのまま別の顧客向けに横展開しやすい形になった
営業職にとって「提案書のフォーマット化」は地味に時間がかかる作業です。1社向けに作ったものを別のお客様に使い回すには、固有名詞や数字を抽象化する手間が必要だからです。それを自動でやってくれるのは大きな時短でした。
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Canva と Claude Design はどちらも「資料作成を助けるツール」ですが、使い方の発想が全然違うことに気づきました。
| ツール | 立ち位置 | 営業職にとっての価値 |
|---|---|---|
| Canva | 自分が主導でデザインする時の補佐役 | テンプレートと素材で「自分の構想」を形にする |
| Claude Design | 自動で「叩き」を作ってくれる存在 | 構想自体をAIに任せて、自分は手直しに集中する |
Canva は「作りたいものが頭にある時」に強く、Claude Design は「とりあえず叩きが欲しい時」に強い。両方使い分けるのが一番効率的だと感じました。
時短の真実|「待ち時間に他の業務」が本当の生産性
Claude Design の生成は、ボタンひとつで瞬時に完成…とはいきません。それなりに時間がかかります。
ただ、ここで営業職にとって大きいのが「生成中に他の業務を進められる」という点です。Claude が会社案内を作っている間に、メール返信・商談準備・議事録整理を進められる。これが本当の生産性向上だと感じました。
自分でゼロから作っていた時は、その作業に集中せざるを得ませんでした。AIに任せている間に並行作業ができるという発想は、業務全体の組み立てを根本から変えてくれます。
失敗談|「完璧」を期待しすぎてイライラした最初
最初の数回、私は Claude Design に「完成品」を期待していました。「この行を消して」「ここの色を変えて」と細かく指示を繰り返し、思い通りにならないことに少しイライラしてしまいました。
途中で気づいたのが、「これは叩きを作ってくれるツールであって、完成品を作ってくれるツールではない」ということ。期待値を「叩きとして使う」に下げた瞬間、ストレスがなくなりました。
Research Preview段階のツールに完璧を求めるより、今できることの中で価値を引き出す方が建設的です。
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Research Preview段階という前提で、今後のアップデートで以下が改善されていくと、営業職の業務革命になる可能性を感じています:
- 修正指示の反映精度向上
- レイアウト崩れの自動補正
- 業界別テンプレートの拡充
- 既存資料の取り込み精度
この記事は2026年5月時点の体験です。アップデート後に読み返すと、私の感想も大きく変わっているかもしれません。それくらい伸びしろが大きいツールだと感じています。
よくある質問
Q. Research Preview だと有料ですか?
2026年5月時点では Claude のサブスクリプション加入者向けに提供されています。最新の利用条件は Anthropic 公式サイトでご確認ください。
Q. 出力されたデザインを商用利用してOKですか?
Research Preview段階のツールなので、利用規約は変動する可能性があります。商用利用前に必ず Anthropic の最新規約を確認してください。私は社内利用に留めています。
Q. Canva と置き換えて使えますか?
置き換えではなく併用が現実的です。「叩き」を Claude Design で作って、細部の調整を Canva でやる、という使い分けが今のところ一番効率的でした。
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Claude Design を会社案内・提案書づくりに使ってみた感想を正直に書きました。
- ゼロから作るより圧倒的に早く「叩き」ができる
- レイアウトや修正反映は2026年5月時点ではまだ完璧ではない
- Canvaは自分主導の補佐、Claude Designは自動で叩き、と使い分け
- 生成中に他業務を並行できるのが本当の時短ポイント
- Research Preview段階なので今後のアップデートに期待大
「ゼロから作るのが重い」と感じている営業職の方に、まず叩きづくりとして試してみることをおすすめしたいです。完成品を期待しすぎなければ、十分価値があります。