営業職がiDeCoを始めた話|
転職後・月5,000円スタートの実体験
「iDeCoって聞いたことあるけど、何から始めればいいかわからない」「営業職って収入が不安定だから、積立は怖い気がする」——そんなふうに思っていた時期が私にもありました。
転職をきっかけにiDeCoを始めて、月5,000円からコツコツ続けています。老後に対する漠然とした不安が、少し楽になった実感があります。手続きの流れと正直な感想を書きます。
私がiDeCoを始めたきっかけ|転職がターニングポイントだった
前の職場では会社の確定拠出年金(企業DC)に加入していました。転職したタイミングで、それをiDeCoに移換する手続きが必要になりました。「どうせ手続きするなら、自分でもちゃんと考えよう」というのが始まりです。
きっかけは正直、能動的なものではなかったのですが、調べてみると節税効果が思っていたより大きいことに気づいて、そこから本格的にやろうと決めました。
Before / After|何が変わったか
| 項目 | Before(iDeCo前) | After(iDeCo後) |
|---|---|---|
| 老後への意識 | 「なんとかなる」で思考停止 | 毎月積み上がる数字が見えて安心 |
| 節税 | 特になし | 掛け金全額が所得控除に |
| 資産管理 | 給与口座に置きっぱなし | iDeCo+運用で自動的に増える仕組み |
| 老後不安 | 「営業成績次第で将来が不安」 | 毎月の積立で不安が和らいだ |
iDeCo加入の流れ|実際にやったこと
STEP 1:証券会社を選ぶ
私は楽天証券を選びました。理由は単純で、もともと楽天カードを使っていてアカウントが既にあったから。使い慣れたサービスでまとめると、管理が楽になります。
証券会社選びで見るべきポイントは主に2つです。
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| 運営管理手数料 | 無料が基本。有料の金融機関は避ける |
| 投資信託のラインナップ | 信託報酬が低い商品が多いか |
楽天証券・SBI証券・松井証券あたりは手数料無料で投資信託の数も豊富なので、どこでも大きくは外れません。使いやすさや既存口座との兼ね合いで選んで大丈夫です。
STEP 2:掛け金を決める
私は月5,000円からスタートしました。「少なすぎるかな」と思いましたが、iDeCoは60歳まで引き出せないので、無理のない金額から始めるのが正解だと感じています。
掛け金の上限は加入状況によって異なります(2026年5月時点)。
| 加入状況 | 月額上限 |
|---|---|
| 企業年金なし会社員 | 23,000円 |
| 企業型DC加入の会社員 | 20,000円 |
| 公務員 | 20,000円 |
なお、2026年12月には制度改正が予定されており、企業年金なしの会社員は月62,000円まで引き上げられる見込みです。最初は余裕のある範囲から始めれば十分です。
営業職は賞与や給与が月ごとに変動しやすいので、固定費を増やしすぎない意識は大事です。慣れてきたら増額できます。
STEP 3:会社に書類を提出する
会社員がiDeCoに加入する際、事業主(会社)に「事業主証明書」を記入してもらう必要があります。総務や人事に依頼する形です。
会社によっては担当者がiDeCoに慣れていないこともあるので、「個人型確定拠出年金の事業主証明書です」と説明資料も一緒に渡すとスムーズです。
失敗談|最初は預貯金型で運用して損をしていた
iDeCoを始めた当初、運用商品を「元本確保型(預貯金)」にしていました。「損したくない」という気持ちからです。
しばらくして気づいたのは、iDeCoの口座管理手数料(月171円)が運用益を上回っていたこと。元本確保型では利息がほぼゼロなので、手数料分だけ実質マイナスになっていたんです。
その後、全世界株式インデックス(いわゆるオルカン)に切り替えました。長期運用が前提のiDeCoでは、ある程度リスクを取って運用する方が理にかなっています。
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営業職は、月によって給与や賞与が変動することが多いです。成績次第で収入が上下する、というのは営業あるあるですよね。
だからこそ、毎月一定額を「将来の自分への強制貯蓄」として積み立てる仕組みがあると、老後の不安が和らぎます。収入が不安定な月があっても、iDeCoの積立は淡々と続いている、という感覚です。
また、掛け金が全額所得控除になるので、所得が高い月・年ほど節税効果が大きくなるのもポイントです。
よくある質問
Q. 転職したらiDeCoはどうなりますか?
転職先でも会社員として働く場合、iDeCoを継続できます。新しい勤め先で事業主証明書を再提出する手続きが必要です。前職で企業DCに加入していた場合は、iDeCoへの移換手続きも忘れずに。
Q. 月5,000円では少なすぎますか?
全然そんなことはありません。少額でも長期間続けることに意味があります。慣れてきたら金額を増やすこともできます。無理のない金額からスタートするのが継続のコツです。
Q. 途中でやめられますか?
掛け金の拠出を一時的に停止することは可能です。ただし積み立てたお金は60歳まで引き出せません。生活費に支障が出そうなら、掛け金を最低額(月5,000円)に下げるのも手です。
まとめ
転職をきっかけに始めたiDeCoですが、今は「やっておいてよかった」と感じています。
- 月5,000円から始めても、続けることに意味がある
- 運用商品は預貯金より低コストのインデックスファンドが長期運用向き
- 収入が不安定な営業職こそ、強制貯蓄の仕組みが効く
- 節税効果は思った以上に実感できる
「始めようと思っていたけど、なんとなく後回しにしていた」という方は、まず証券会社の口座開設だけでも動いてみてください。動き始めると意外とすんなり進みます。
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